
鍼灸院について
鍼灸治療の効果について
鍼灸治療には
- 血流の流れを促進する
- 脳の働きを助ける
- 痛みを軽減させる
- 免疫力を向上させる
があります。
これらは「痛み」に対してのみならず風邪、胃腸の不調、冷え性、自律神経失調、精神的疾患、婦人科疾患にも有効であることを示しています。
血流の流れを促進する
血液は、全身の細胞たちが酸素に栄養を届けています。
そのため、細胞は血液が完全に断たれると死んでしまいます。
筋肉は疲労などで硬くなると、交感神経系が優位になり緊張がとれず
血行不良になります。
細胞たちに必要な量の血液が送れなくなり、パフォーマンスが低下してしまいます。
ライフラインである血液が不足すると、緊急事態を知らせるための信号として痛みや違和感をだします。
鍼の刺激によって疲労などで硬くなった組織に血流が促進されます。
脳の働きを助ける
脳はすべての痛みを感じとるわけではなく、緊急性の高い情報を優先して感じさせます。
しかし、極度の疲労やストレスなどで脳の情報を処理する能力が低下すると
通常は痛みとして感じないものを痛みと認識してしまうことがあります。
鍼はこの脳の情報処理を正常化させます。
痛みを軽減させる
末梢神経が痛みを感じ取り、脊髄を通して脳に伝達されるため、
鍼の刺激が元の痛みより優先されて脳に伝達ことで痛みが緩和されます。
これは、情報伝達の中継をされるT細胞を抑制することで脳への伝達が弱まる
「ゲートコントロール」と呼ばれています。
また、エンドロフィンなどの化学物質が放出されます。
エンドロフィンは、痛みを抑える鎮痛効果とともに幸せホルモンとしての働きもあります。
鍼の刺激を心地良いと感じるのは、エンドロフィンの作用も関係しています。
免疫力を向上させる
血液の中にいる白血球は人間の身体を守る軍隊のようなもので
免疫力は白血球の強さにも関連してきます。
鍼は体内に入ると異物とみなされ白血球が出動し活性化されるため
免疫力の向上につながります。
このように、さまざまな効果を発揮してくれます。
以下の方は基本的に禁忌になりますが、痛みの症状や施術箇所によっては
可能な場合もあります。
希望の方は事前に医師にご確認し、予約の際はその旨をお伝えください。
・悪性腫瘍がある方
・出血性の疾患がある方
・重い動脈硬化症の方
・動脈瘤のある方
※妊婦の方
WHO(世界保健機関)の定めた「上記の症状に当てはまる人は避けるべきである」と
記載されていますが、医師や鍼灸師の判断を仰ぐ必要がございます。
※妊婦の方は、逆子の治療で鍼灸の効果が期待できるため
あらかじめ医師の判断を確認しておくとスムーズに施術のご案内が可能になります。
よくあるご質問
- 鍼は痛いですか?
- 一般に使用している鍼は髪の毛程に細く、刺されてもほとんど痛みを感じません。
- 衛生面は大丈夫ですか?
- 使い捨て鍼を使用しているため全く安全です。
- 鍼は深く刺しますか?
- 体質や病状や部位によって刺す深さは違います。
経絡(気血の流れ)調整ではほんの数ミリ刺すだけですし、接触針といって、刺さない方法もあります。 - 血は出ますか?
- 鍼を抜いた時に少量の出血があることが稀にありますが、循環の悪い時にみられる瘀血(おけつ)というもので、出血し続けるということはありません。
また、ワルファリンなど血液抗凝固剤を飲まれている方は事前にお申し付け下さい。 - 鍼の痕は残りますか?
- 鍼の痕は残りませんが、場所によっては内出血しやすい所もあります。内出血は1~2週間で治まります。
- 何本ほど刺すのですか?
- 数本の人もいれば十数本の人もいるという具合に、体質や症状によって違ってきます。
- 鍼は刺したままですか
- すぐ抜くこともあれば少し刺したままで置いておくこともあります。
- すぐお風呂に入ってもいいのですか?
- あまり身体を活動的にさせますと、鍼の効果が薄れるので、すぐには入浴しない方が良いでしょう。
- 鍼治療の後にお酒を飲んでも大丈夫ですか?
- 治療前の飲酒は避けて下さい。
運動、食事は30分ぐらい前に済ませてください。治療後は30分から1時間は安静をお勧めします。
その後の運動、お風呂、アルコールも大丈夫ですが、疲れやすい方、痛みが強い方はアルコール、お風呂、運動など、急激に血流量が上がると痛みを誘発することがありますので、避けてください。 - 子供でも鍼治療は受けられますか?
- 赤ちゃんから鍼治療は出来ます。皮膚に刺さない小児鍼もあります。
幼児でも、体質改善を目的に治療をされていた患者さんは沢山おります。
難病治療はこちらへ

私は中国人医師の元で多数臨床経験を積み、銀座で有名でした劉鍼灸院の院長、江原病院鍼灸室長を経て、こちらで治療させていただいております。
元治療院では朝日、毎日、読売、産経等の有力紙に紹介されましたので、日本各地から来院される皆様に大変好評をいただきました。
現に今も遠方より来院くださる方が多数いらっしゃいます。
私は慢性疾患、難病治療の臨床と研究に励み、特に網膜色素変性症・パーキンソン(PD)・脊髄小脳変性症(SCD)・筋萎縮性側索硬化症(ALS)・多発性硬化症(MS)について深く研究し、実力を養いました。皆様の慢性疾患・難病克服のために鍼治療をお役立ていただくのが私の念願です。



