ウーマンズヘルス

婦人科疾患

女性特有の悩みは様々ですが、主に冷えや骨盤のズレにより骨盤内の循環が悪くなったり ストレスや環境変化などで自律神経の働きが乱れることによっても引き起こされます。

そのため、婦人科疾患に伴い腰痛や首肩こりなどの随伴症状が発症していることもあります。

そこで、婦人科疾患のアプローチとして効果的なのが鍼治療です。女性ホルモンの働きを助け、 血液循環など身体の働きを向上させることにより、本来持っている自己治癒力が回復すると 婦人科疾患や随伴症状にも効果が期待できます。

冷え・むくみ・骨盤内腔の血流の改善

冷えは卵巣の機能を低下させ、月経異常や各種症状をきたします。 冷えやむくみは骨盤内の血流が悪くなることで起こり、主な原因としては

• ・骨盤のゆがみ
• ・暴飲暴食、睡眠不足、運動不足等の生活習慣
• ・妊娠や出産、月経などを繰り返す事で起こる骨盤内の血管への負荷

骨盤の歪み

• 骨盤の歪みは
• ・筋肉への負担が増えることで、筋肉が凝り固まり、血流やリンパの流れが悪くなる
• ・内臓が圧迫されたり、位置がずれたりして内臓機能が低下する
• ・神経伝達に影響を及ぼし、血管を収縮したり血圧を上げたりする命令がうまく伝達できなくなる

骨盤が歪み上記のようなことが起こると、そこからさらに女性ホルモンの分泌に影響が出ます。

またホルモン分泌を促す視床下部にも影響すると、視床下部は自律神経を司る中枢でもあるので 自律神経が乱れ、これによっても血流調整に異常をきたし冷えやむくみを引き起こします。

冷え自体も卵巣の機能低下を引き起こすので、悪循環が生まれます。

したがって、この悪循環を断つために生活習慣の改善や治療が必要になってきます。

ホルモンバランスと自律神経の調整

ホルモンバランス

女性ホルモンとは、卵巣から分泌されるホルモンで 　「卵胞ホルモン（エストロゲン）」と、「プロゲステロン（黄体ホルモン）」の２つのホルモンがあります。

この２つのホルモンは主に下記のような働きをしてくれます。

• ＜エストロゲン＞
• ・子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態にする。
• ・自律神経のバランスを保つ。気持ちを明るくする
• ・肌や髪うるおいを保つ。
• ・骨量の保持や血管の弾力性を保つ。
• ・脳への血流量を増やして、活性化する。

• ＜プロゲステロン＞
• ・子宮の環境を良くして妊娠しやすい環境を整える
• ・体温を上げる
• ・妊娠を維持させる
• ・乳腺を発達させる

女性ホルモンの分泌異常やバランスが崩れると月経の異常だけでなく身体や精神状態にも大きな影響を与えます。

またストレスや無理なダイエット、睡眠不足などで心身に大きな負荷がかかると子孫を残すよりも自身の命を守ることを 優先させ女性ホルモンの分泌を止めてしまうことがあります。

自律神経

視床下部は自律神経の最高中枢として機能していますが、体内のホルモンの調節にも関係していて 女性ホルモンのコントロールにも関わっています。女性ホルモンの分泌に異常があると視床下部にも負担がかかり 自律神経のコンロトールにまで影響を及ぼすことがあります。

鍼灸治療では、鍼灸の刺激が脳へ伝わり自律神経やホルモンの分泌の調整に作用することを利用して治療を行います。

これらの血液循環や自律神経、ホルモンバランスを調整することにより、自己治癒力も向上していきます。

当院では上記の内容も含め患者さんの状態に合わせて、東洋医学や西洋医学でのアプローチをしていきます。

女性特有のお悩みをお持ちの方
きちんと治療すれば、症状は改善します。

なかなか相談もしずらいこともあり、一人で抱え込んでしまっていませんか？
また仕方ないとあきらめてしまい薬に頼っていたりはしていませんか？
症状の原因を見つけ、きちんと治療することによって症状を改善することが出来ます。