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新橋汐留治療院

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線維筋痛症

鍼灸治療は強い鎮痛効果が得られ急速に改善されます

線維筋痛症とは

全身の激しい痛みととだるさが延々と続く

近年この名前が知られ始めている病気で、全身の激しい痛みととだるさが延々と続くというものです。

病院の検査では特に異常がなく、不眠や不安、食欲不振、耳鳴りなど多岐の症状が現れます。
多岐の症状が現れますが、主に関節と全身のこわばり、だるさと倦怠感が現れます。

また、他にも不眠と睡眠障害、頻尿、下痢、月経痛・生理不順、胃腸障害、微熱、うつ症状等が挙げられます。男女比は1:7で女性の患者様が多いのも特徴的です。

全身に定められた18か所の圧痛点のうち、11か所以上に圧痛が認められるが、原因は不明であり、血液検査やCTスキャン・MRI等の検査では異常が発見されることはありません

精神的な緊張・ストレスが原因との考え方が有力で、不眠、うつ症状、疲労感、頭痛等の精神的な症状は、ストレスや天候の変化によって誘発・増強されることがあります。

この他にも合併する症状は様々ですが【慢性疲労症候群】が代表的な関連症状です。

線維筋痛症の原因、症状

原因
発症の原因、誘因は明確になっていないが、精神的ストレスや緊張が関係していることが有力となっている。
症状
  1. 主な症状は、全身の筋肉関節痛とだるさが延々と続く。
  2. うつ状態、不眠、不安などの精神的異常を伴う。
  3. その上に食欲不振、耳鳴りなどの不定愁訴を訴える。
検査
あらゆる現代医学的な検査(血液検査、CTスキャン、MRIなど)では、異常がみられない。
診断
3ヶ月以上続く全身広範囲の疼痛の既往歴に加えて、唯一の他覚所見である特徴的な圧痛点を確認することにより診断。
治療
現代医学では、決定的な治療法は確定されておらず、効果が得られていない。

線維筋痛症と慢性疲労症候群との違い

線維筋痛症で見られる様々な症状の中で特に特徴的なものの一つに【慢性疲労症候群】がある。

線維筋痛症は3か月以上続く全身広範囲の疼痛に加え、唯一の他覚所見である特徴的な圧痛点を確認する。18か所の疼痛点のうち、11か所以上に圧痛が認められる。

一方、慢性疲労症候群は強度の疲労が6カ月以上にわたり、続いている状態で、下記の10項目中5項目以上該当が認められる。

  • 1.労作後疲労感(労作後休んでも24時間以上続く)
  • 2.筋肉痛
  • 3.多発性関節痛(腫脹はない)
  • 4.頭痛
  • 5.咽頭痛
  • 6.睡眠障害(不眠、過眠、睡眠相遅延)
  • 7.思考力・集中力低下
  • 8.微熱
  • 9.頚部リンパ節腫脹(明らかに病的腫脹と考えられる場合)
  • 10.筋力低下

(8)(9)(10)の他覚的所見は、医師が少なくとも1か月以上の間隔をおいて2回認めること。

線維筋痛症の鍼灸治療

東洋医学的所見

現代医学的な検査では異常がみられない「繊維筋痛症」ですが、東洋医学的に見ていくと精神的緊張によって起こる「経筋病」に属されます。

「経筋」とは現代医学でいう「運動器」のことで、「繊維筋痛症」とは経筋の異常によって起こる筋肉疼痛とだるさ(倦怠感)を伴う疾患であります。他にも繊維筋痛症のすべての症状、病状は東洋医学から説明ができるのです。

東洋医学から見た「繊維筋痛症の原因と発生メカニズム」

  • 精神的ストレス
  • 筋肉に経筋病巣
  • 気血の流れの障害
  • 「不通則痛」(身体の循環が悪くなり痛みが出てしまうこと)
  • 全身倦怠感
  • 肝の気が滞ってしまう
  • 肝鬱気滞(精神神経症状、睡眠障害、不安、頭痛、うつ病)
  • 肝の気が胃腸、消化器系を攻撃する
  • 肝気犯脾胃(胃腸症状、食欲不振、吐き気)

したがって、繊維筋痛症は経筋病であり、精神的ストレスによって起こる筋肉の拘縮、機能不全であるので鍼灸治療により「気血」の循りを良くすることによって強い鎮痛効果が得られるのです。

鍼灸治療

鍼灸治療でツボの流れ(経絡)に気血を循らせることで、強い鎮痛効果が得られ急速に改善されます。
また、合併する疲労感やうつ状態などの精神症状にも鍼灸治療は効果的です。

繊維筋痛症の誘因となっている精神的ストレスは、現在の生活環境などの改善が必要になってきますが、鍼灸治療によって症状を治し、再発を防ぐことができます。

  • 経筋病巣に対しては「手足の太陽経筋」(手足から背面全体を通っている)に沿って刺鍼することで気・血・水の流れを作り出します。
    ツボでは主に大椎や肩井、背部兪穴、督脈を筋肉では僧帽筋や棘上筋、棘下筋の硬結部などを中心に刺鍼していきます。
  • 不安やうつ状態の精神症状(肝鬱気滞)に対しては、精神安定のために百会、四神総、神門、期門、太衝などのツボを使用します。
  • 消化器症状に対しては、中脘、天枢、石門、足三里、公孫。また、内関や肩井などのツボを使用します。
  • 後頭部の筋肉の凝り感、肩こりを鍼灸治療で取り除くことで爽快感を感じられます。後頭部には天柱、風池などをはじめ精神的緊張を取るツボが多くあります。
  • 冷えが目立つ方には腎兪、命門、大椎、三陰交にお灸を行います。

新橋汐留治療院 TEL.03-6228-5855

当院独自のオーダーメイド治療

当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身治療を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な治療法相談しながらご提案していきます。

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