最近、婦人科系でお困りの方のお問い合わせ、ご来院が増えております
生理痛・生理不順、不妊治療、逆子などなど。
これら婦人科疾患は多くの場合、体の冷えが関わっています
例えば逆子は以前にもお話ししたように、お母さんの骨盤内や下肢の冷えが強いと赤ちゃんは冷えから逃げようと、心臓に近く温かい方に頭を向けてしまいますし、不妊症の方も、骨盤周囲が冷えているので、その中にある子宮・卵巣が上手く機能しづらくなっています
冷えると免疫力も下がります。生命を宿す子宮はあらゆるものから赤ちゃんを守らなければならないのでムダに免疫力が下がることはないのですが、体が冷えているとそれを維持できなくなり、妊娠しづらくなります。
このように冷えは様々な弊害を引き起こしますので、治療は骨盤周りを含めて体全体を暖めて冷えを改善することと、冷えないようにするにはどうしたらよいかという指導が中心になります
東洋医学的に、体を中から温める(温煦作用)などは腎が請け負っており、また妊娠の成立・維持、卵巣のお手伝いなどの役割もありますので、腎の気を上げる治療が大切です。
腎は携帯・スマホなどの充電電池のようなもので、冷えや疲れに弱く、寝ないと回復しません
使えば減るし、スキー場などだと特に早く減ります。また充電し忘れると翌日使い物にならなくなりますよね?そのような感じです。
生活の指導としては、入浴、食事、衣服などがありますが、今は食事についてチョット。
これから冬に入り、ただでさえ冷える時期になります。そのような時期は、夏によく召し上がっていたような生野菜の摂りすぎに注意しましょう
野菜が悪いのではありません。トマト・キュウリ・葉物の野菜(生食)などは、暑い時期の体内にこもった熱を下げるのに有効ですが、寒い時期だと必要以上に冷やしてしまう可能性がありますので、食べ過ぎないようにしましょう。
ですので、根菜類や茹でたものを食べるなど工夫が必要です
他にも冷えの原因はありますので、婦人科疾患のみならず、お困りの点がありましたら、お気軽にご来院下さい
新橋汐留治療院
TEL:03-6228-5855
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